株を始めたばかりだという人は、どこからか「あそこは良い会社だから買ったほうがいい」「一度買ったら持ち続けた方がいい」というようなアドバイスを受けたことはないでしょうか。本稿では、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏が、株式投資をしていると頻繁に耳にする言葉の誤りについて解説します。
1.「あそこは良い会社だから株を買ったほうがいい」
とくに株式投資の初心者にとっては、会社の知名度が高く、直近のニュースで業績好調が報じられた「良い会社」の株は魅力的に映ることでしょう。しかし、買い注文を出す前に、以下の2点に気を付ける必要があります。 ・決算書の数字を見たうえで本当にそこが「良い会社」といえるのか ・現在の株価は購入の適正範囲内か 会計の知識を持って決算書を読み込んでみると、知名度が高い人気の会社や直感的に良さそうだと思った会社が、実際はそれほど良い会社ではないというケースは多々あります。たまに赤字になっていたり、借金が多かったり、成長性がなかったり、配当や自社株買いに消極的で株主のことを考えていなかったりするのです。 つまり、その会社が本当の意味で良い会社かどうかは、知名度や人気度では判断できないということです。 また、仮にそこが本当に良い会社であったとしても、そのような会社は株も人気で、異常な割高になっていることがあります。そんなタイミングで買ってしまうと、まるで値上がりせず、ほかの会社の株を買っていれば利益が出たのに…と落胆するケースも少なくありません。運が悪ければ、みんなの熱狂が冷め、暴落する可能性もあります。 たとえ本当に良い会社であっても、買うか買わないかは「株価」をみて判断すべきなのです。
2.「相場が良いから買ったほうがいい」「相場が悪いから買わないほうがいい」
市場全体の株価が上昇しているときには「株を買ったほうがいい」、反対に相場が落ち込んでいるときには「株は買わないほうがいい」という言葉を聞く機会が増えます。 しかし、それは正しい考え方とはいえません。なぜなら株価とは、上がれば上がるほどその後は下がる確率が高まり、反対に、下がるほど今度は上がる確率が高くなっていくためです。 極端な例ですが、上がりすぎてPER100倍・PBR10倍・配当利回り0.1%の株があったとしたら、その後は下がる確率が高いでしょう。逆に、下がりすぎてPER1倍・PBR0.1倍・配当利回り10%の株はその後も下がり続けるとは考えにくく、いずれかのタイミングで株価は反転していくはずです。 ですから、相場が良いときに売り、悪いときに買うことを考えたほうが、利益は出やすいといえます。 また、相場の良し悪しと、個別株の投資判断は別物だとも考えられます。相場がどんな状況であっても、値上がりを見込める株が見つかることはあります。そして、そんな掘り出し物の銘柄を見つけることこそが、投資家の「技術」だといえるのではないでしょうか。
3.「一度買った株は売らないほうがいい」
たしかに、これだと決めて買った株に少々値動きがあったからといって簡単に売ってしまうのは避けるべきかもしれません。しかし、以下に挙げる3つのシチュエーションにおいては、売却を検討する必要もあるでしょう。 ・買いの根拠が間違いだと気づき、その株を保有し続ける価値はないと考えるようになった ・買った後に値上がりして異常に割高になった ・その株よりも利益の出そうな投資先を見つけた こうした状況においては、株を売って現金化しておくことも一つの戦略です。 また、すべてを売らず、一部を売るという方法もあります。たとえば、ずっと保有してもいいと思える株を適正な価格で買えたとしても、異常に割高になったと思えるタイミングがきたら、保有数量の一部を売ってしまうのです。その後しばらくは現金で持っておき、同じ銘柄が下落したときに買い直してもいいですし、より大きな利益が見込めるほかの銘柄を買うのもいいでしょう。 じっくり保有し続けることも大切ですが、それにこだわりすぎると、利益を得るチャンスを逃してしまうことに注意が必要です。
(情報元:「相場が良いから株を買ったほうがいい」は本当か…株の初心者を惑わす“間違いだらけ”のアドバイス【投資のプロが解説】(幻冬舎ゴールドオンライン) – Yahoo!ニュース)
「相場が良いから株を買ったほうがいい」は本当か…株の初心者を惑わす“間違いだらけ”のアドバイス/記事考察
投資初心者にとって、株式投資に関するアドバイスは時に迷惑なほどたくさん寄せられますが、その中には誤解や危険なものも少なくありません。株式投資の専門家である川合一啓氏が解説するとおり、アドバイスには注意が必要です。
まず、株を選ぶ際には「良い会社」だからといって盲目的に購入するのは危険です。知名度や人気だけでなく、財務状況や成長性などを決算書などから詳しく見極めることが重要と言えそうです。
実際には人気企業でも問題を抱えている場合があり、その逆もあります。
また、良い会社であっても過度な値上がりによる割高な株価には注意が必要です。株価は適切なタイミングで判断し、その会社の実力とバランスを見極めることが大切です。
「相場が良いから買う」「相場が悪いから買わない」という一般的な信念も、川合氏によれば正しいわけではありません。
株価の上下はサイクル的で、極端な上昇後は調整が起こり、逆に下落後は上昇の可能性が高まります。相場の動向と個別株の投資判断は異なるため、株価や企業の状況をよく分析し、利益を最大化する判断を行うことが求められます。
最後に、一度買った株を必ず保持し続けるという考えも見直す必要があります。投資判断を見直すべきシチュエーションはいくつかあり、買いの根拠の誤りや株価の異常な上昇、他の投資先の発見などが該当します。これに対して、一部売却や現金化も視野に入れることは戦略的です。株の保有を大切にする一方で、利益を最大化するためには臨機応変な選択も重要です。
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