ドル安でユーロ・ポンド建て外貨資産の評価額が上昇 ウォン高ドル安で金融機関の外貨準備高が増加

韓国の外貨準備高、1カ月ぶりに増加へ…6月に4億7千万ドル増える/記事考察

韓国の外貨準備高が6月に増加し、1カ月ぶりに増加傾向に転じました。

この増加は、ドル安によりユーロやポンド建ての外貨資産の評価額が上昇したことに起因しているようです。

また、ウォン高とドル安の影響で、金融機関の外貨準備高も増加しました。

韓国銀行によると、6月末基準の外国為替保有額残高は前月比4億7千万ドル増え、4214億5千万ドルとなりました。

今年に入って外貨準備高は2〜4月にかけて緩やかな増加傾向を示していましたが、5月には為替当局による市場介入などにより減少しました。しかし、6月には外国為替市場の変動性が低下し、ウォン高傾向が現れたため、外貨準備高が再び増加しました。

この増加の要因として、その他通貨表示の外貨資産の米ドル換算額の増加や、市中の余裕ある外貨の流動性により金融機関の外貨預受金も増えたことが挙げられます。

実際に、先月はドルに対するユーロの価値が上昇し、英ポンドと豪ドルもそれぞれ上昇しました。

国別外貨準備高順位で韓国は5月末時点で9位。中国が圧倒的な1位を占めており、その後に日本、スイス、インド、ロシア、台湾、サウジアラビア、香港が続いています。

外貨準備高は国の財政の安定にも関わる重要な要素なので確認したうえで、経済状況などを見て投資などにも参考にしたいものです。

2023年の物価高・エネルギー高もあり、家計や個人も皆苦しんでる印象です。

データを読み解いて、自身の資産形成に役立てたいものですね。

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