読者のお悩みに専門家が答えるQ&A記事です。
今回は69歳女性の「車の運転免許証返納に伴い、都会のマンションを購入したけど、管理費が3万円!このまま住み続けて生活費が続くか心配…」という相談にファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが回答します。
69歳女性の「今後の住宅と生活費」についての相談
地方の小規模な都市で、市役所近くにある築14年で、92平米の平屋に住んでいました。しかし、車の運転をやめて、不便になったことをきっかけに、現在は大きな都市にマンションを買い、暮らしています。 駅やデパート、図書館が近くなったので、車がなくても不便ではなくなったのですが、毎月の管理費や修繕積立金が3万円以上かかります。
この先も、今のマンションに住み続けるべきか、不便だとしても元の家に帰るべきか悩んでいます。
夫を早くに亡くして、一人暮らしを続けていますが、自分も働いていたので、遺族年金ではなく、自分名義の厚生年金を受給しています。ただ、貯蓄はそんなにありません。 (69歳女性・ひふみさん)
畠中さんの回答:要介護状態をイメージして住む家を検討
高齢期の住まいの問題は、現在の健康状態で考えるのではなく、万が一、介護が必要になった時のことをイメージしながら検討することをおすすめします。
一人で暮らす方が要介護状態になると、第三者のサポートを受けて暮らすことになりますので、在宅介護はもちろん、デイサービスやショートステイなどの事業所の数が多い場所で暮らしていた方が安心だと思うからです。
要介護状態になると運転は難しくなる現実を考えても、ひふみさんの場合は駅に近いマンションで暮らした方が、要介護状態になっても暮らしやすいように感じます。
マンション住まいで管理費と修繕積立金が毎月3万円以上かかるとしても、戸建ての修繕費は全額個人の負担になりますから、総額で比較するとマンションの方が高いとも限りません。 いずれにしても要介護状態になった後は、引っ越しが大変になることも考慮して、健康な今のうちに、住まいを決めておかれた方がよいでしょう。
介護が必要になった場合、どちらの家に住んでいた方が、介護を受けるのに便利なのかといった視点で考えてみてください。
どちらが「貸しやすい家」になるのかも重要
介護の話ばかりを続けて恐縮ですが、将来介護が必要になり、介護度が重くなって介護付有料老人ホームなどの高齢者施設に住み替える必要が出てきた際、「貸しやすい家はどちらか」という視点で検討する考え方もあります。
持ち家を賃貸に出して家賃を稼げれば、住み替え先の選択肢も多くできると思います。そういう意味でも、駅近のマンションの方が賃貸に出しやすいと思われます。 この先、「マンション住まいを継続する」もしくは「戸建ての家に住み替える」と決めたのであれば、住まない方の家は、売却を検討してはいかがでしょうか。
住まない方の家は現金化して、老後資金を増やすのが合理的だと考えるからです。
ちなみに、要介護状態になって特別養護老人ホームへの住み替えを希望しても、申請できるのは要介護3以降になります。
そのため要介護1と2のときには、介護付有料老人ホームなどへの入居を検討しなければならないかもしれません。 介護付有料老人ホームに入居する場合、入居一時金の準備が必要になります。入居一時金などの支払いに備えて、家そのものではなく、売却資金を預金しておいた方が安心ではないでしょうか。 健康な今は「介護状態になった時の暮らし」を想像しづらいとは思いますが、介護状態になってから、家の売却や引っ越しなどはしづらくなる現実があります。そのため、70代前半までには「どちらの家に住むか」を決断されることをおすすめします。
(情報元:都会のマンションを購入したら管理費3万円!田舎の戸建てに戻るべき?という相談にFP畠中さんが回答(ハルメク365) – Yahoo!ニュース)
フィナンシャルプランナーの畠中さんの回答で、高齢者の住まいに関する重要なポイントを解説しています。
相談者の現在の健康状態ではなく、将来的に介護が必要になった場合を考慮して住まいを選ぶことを勧めています。
特に一人で生活する場合、要介護状態になると第三者のサポートが必要になるため、デイサービスやショートステイなどの施設が近くにある場所で暮らすことが安心だとのこと。
また、将来的には運転が難しくなることも考慮して、駅に近いマンションでの生活が要介護状態になっても快適であると提案しています。
さらに、貸しやすい家という視点からも考察しています。
介護が必要になった場合、持ち家を賃貸に出して家賃収入を得ることで、住まいの選択肢が広がると指摘。
そのため、マンションの方が賃貸に出しやすいことがメリットで、住まない方の家は売却して現金化し、老後資金を増やすことを提案しています。
やはり現金を持っておくことは生きていくうえで重要な要素ですね。
収入の手段を分ける必要性だけでなく、急な出費など対応できる方法をあらかじめ理解しておく・・というのも重要と言えます。
急な出費に対応する現金化の手段としてクレジットカードのショッピング枠を利用する方法があります。
クレカの現金化自体は当然違法ではありませんし、現金を得るにおいて有用な手段として根強い支持があるのも事実です。
クレカ現金化においては信頼のできる金券ショップなど、実績があるお店をきちんと選ぶことが大きなポイントと言えるでしょう。
特に大阪など関西は電子ギフト等の取扱において法律に反しない範疇で営業している金券ショップも多く存在します。
クレジットカードの現金化について詳しくは当方サイトでもまとめてますのでよければご覧ください。
その他大阪で土日も営業しているクレカ現金化店や、来店不要での現金化ができるショップをまとめてますのでよろしければご覧ください。